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OLD RACING CAR FILE

FILE4:CD3 LM64
撮影:編集部
かつてDBをともに立ち上げたルネ・ボネ(R.B)と、袂を分けたシャルル・ドゥーチュ(C.D)が、パナールのために製作したスペシャル。リアに聳え立つ2本のテール・フィンなど特徴的なボディ・デザインは、のちにマトラMS640やポルシェ917LHの空力処理を手がけるシャルル・ドゥーチュならではのもの。これは1964年のモデルで、フロントにはパナール・ディナ用の空冷850ccユニットを搭載するFWDカーである。同年のル・マン24時間レースにP・ルロングとG・ヴェリエのドライブで出場(LM64は2台がエントリー)するものの、13時間目にトランスミッション・トラブルでリタイアしている。
前後のスパッツ、ナロートレッド、流線型のボディなど、明らかにユノ・ディエールを意識して低ドラッグを狙ったデザインが伺える。
シートはバケット・タイプながら、ゆったりしたもの。比較的室内空間も広い。
簡素ながら、どことなく市販車然としたインパネ。右ハンドル、右シフトなのに注目。
リアのテール・フィンは高い。このようなデザイン処理は’69年に幻に終わったマトラMS640にも引き継がれた。
パナール・ディナ用空冷850ccOHVユニット。ヘッドライトはフレームにそのまま残る。
リア・ウインドーからの眺め。ロールバーは近年追加されたものかもしれない。
エンジン・ベイを反対側から。フロント・カウルの開口部は広く整備性はよさそう。
タイヤ&ホイール。ホイールはスティール製だろうか?