HISTORIC CAR FILE

BMW M1
ビーエムダブル M1
MODEL YEAR 1980〜1981年

BMW M1

ヒストリー
'75年からグループ5に世界選手権が懸けられるというF.I.A.の決定を受け、BMWは3.0CSLに代わる新たなレースカーの製作を余儀なくされた。そこでBMWはレースカーとして理想的な2シーター・ミドシップというレイアウトを追及したマシーンの開発を開始する。シャシーの設計を担当したのはレーシングカー・デザイナーであるジャン・パオロ・ダラーラ。彼は、縦置きの直6にトランスアクスルを連結するレイアウトを考案し、シャシーは鋼鈑補強が施された鋼管フレームとされた。フレームの製作はランボルギーニのフレームの製作を担当していたマルケージ社が担当。そして、その鋼管フレームに被さるFRP製ボディパネルのデザインはイタルデザインに委託された。
 こうしてBMWはグループ4のホモロゲーションである年間生産台数500台をクリアし、さらにグループ5のホモロゲーションも同時に取得し、両カテゴリーに参戦する事を目的としてM1の生産を開始したのだった。つまり、M1はあくまでもレースというものを見据えて生産されたクルマなのである。グループBの時代に登場したランチア037ラリーやフォードRS200といったクルマと同じように。ロードユースを前提としたクルマが大半を占めるスーパーカー界おいて、M1は非常に稀有なキャラクターを持つ1台といえる。


BMW M1

BMW M1


specification
全長×全幅×全高:4360×1824×1140mm
ホイールベース:2560mm
トレッド(F/R):1550/1576mm
車輌重量:1300kg
エンジン形式:水冷直列6気筒DOHC
総排気量:3453cc
ボア×ストローク:93.4×84.0mm
圧縮比:9.0:1
最高出力:277PS/6500r.p.m
最大トルク:33.6kg-m/5000r.p.m
燃料供給:クーゲルフィッシャー燃料噴射
トランスミッション形式:5段M/T
サスペンション(F/R):ダブルウィッシュボーン+コイル/ダブルウィッシュボーン+コイル
ブレーキ:ディスク/ディスク
ステアリング形式:ラック・アンド・ピニオン
タイヤサイズ:205/55VR16/225/50VR16


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