HISTORIC CAR FILE

ABARTH 850TC
アバルト 850TC
MODEL YEAR 1961〜1968年



ヒストリー
アバルトはフィアットから最小限のパーツのみが取り付けられたベース車輌を受け取り、アバルト製パーツ等でチューン・アップしフィアットに返送、フィアットの販売網で販売するという方法で市販されていた。'61年に発売された850TCのベースとなったのは、その前年'60年に発表されたイタリアの国民車とも言える600D。パワーユニットはフィン入りオイル・サンプと2本出しマフラー付き専用エグゾースト・システム、メイン・ベアリングの大型化、専用クランクシャフト、クランク・ピン、コンロッド、ピストン、バルブ、大径キャブレターなどで多岐に渡りチューン・アップ、排気量はベースの633ccから 847ccまでアップされている。このチューンド・エンジンには圧縮比やバルブ径の違いなどから3種類のチューニング・レベルが用意されていて、最高出力はそれぞれ52HP/5800r.p.m.、54HP/6500r.p.m.、57HP/6500r.p.m.とされていた。さらに、この850TCは '61年9月のニュルブルクリンク500kmの850cc以下のグランドツーリング・クラスでクラス優勝。これを記念した高性能バージョンも開発されている。850TCニュルブルクリンクと名付けられたこのモデルはもっともハイパワーなバージョンで最高出力は60HP/7000r.p.m.にまで達した。







specification
全長×全幅×全高:3530×1390×1400mm
車輌重量:583kg
エンジン形式:OHV水冷直列4気筒
総排気量:847cc
最高出力:52ps/5800r.p.m.
最大トルク:7.0kg-m/2800r.p.m.
キャブレター:ソレックス32PBIC
トランスミッション形式:4段M/T
サスペンション:(F/R):ウイッシュボーン&リーフ/セミ・トレーリングアーム&コイル
ブレーキ(F/R):ディスク/ドラム
タイヤサイズ:3.5+135-12

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